火曜日, 10月 18, 2005

■楽天のTBS買収の波紋??

10月も半ばを過ぎてしまいました。

ここのところ肌寒い日が続いています。

それに冷たい雨が降っています。

皆さんお変わりありませんか?

朝晩うっかりしていると風邪を引いてしまいそうです。

ところで、株の買占め問題が再燃してきました。

村上ファンドが阪神電鉄株の筆頭株主に、そして、阪神球団の上場を提案。

楽天がTBSの筆頭株主に、横浜ベイスターズの売却問題にまで発展か?

日本のプロ野球の再編成問題が、再燃したようです。

一昔前は、ライブドァの堀江もんが、プロ野球球団への新規参入、日本放送株の買収、

衆議院選挙への立候補、広島カープの買収も計画中とか?で話題となっていました。

今度は、三木谷社長の登場です。

ソフトバンクの孫さんも、なにかを狙っているのかもしれません。

この三人の発想と行動パターンは、共通するところがあります。

新興IT企業のオーナーの使命として、株式会社の価値を高めるために

なにか目新しいことに進出する必然性があるようです。

注目度を高めることが、株価維持と株価上昇のテクニックなのでしょうか??

最近一年間の株価チャートをみれば、いろいろと考えさせられます。

楽天の株価

TBSの株価

阪神電鉄の株価

Livedoorの株価

ニホンテレビ放送網の株価

Yahooジャパンの株価

確かに、話題が出るたびに株価が大きく変動するようですね。

しかし、収益状況をみると必ずしも優良ではないのです。

企業成長力に期待しての株価ということができます。

前期の連結決算状況で検索してみました。

楽天の決算状況      142.7億円の赤字

Livedoorの決算状況   35.8億円の黒字

Yahooジャパンの決算状況  365.2億円の黒字

利益とは関係なく、大量の資金調達が可能な背景には、

大量の投資資金の金余り状態があります。

外資の投資ファンド、メガバンクの融資資金等です。

ところで、

彼らが、「放送事業」と「プロ野球球団」に関心を示すのはなぜでしょうか?

それは、インターネットビジネスの世界で、コンテンツの重要性を認識しているからです。

インターネット企業の収入の大部分は、広告収入といわれています。

広告収入を維持し、増大していくためには、「コンテンツ」は欠かせない要素なのです。

従って、インターネットでの集客のためには、

魅力あるコンテンツが不可欠ということになります。

コンテンツの豊富な企業として、目に付くのが「放送事業者」であり、

「プロ野球」等のスポーツ業界なのでしょう。

今回の決着がどうなるのかは、時間の問題と思いますが、

それにしても、「村上ファンド」の投資収益率は相当なものと思いますが??。

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